診療科・部門

ゲノム医療センター

概要

ゲノム医療センターは、2022年4月に新しくできた診療科で、「がんゲノム医療室(がんゲノム外来)」と「リスク評価室(遺伝カウンセリング外来)」で構成されています。

がんゲノム医療室(がんゲノム外来)では、がんの遺伝子を調べることで患者さんの治療につなげることを目的とし、 リスク評価室(遺伝カウンセリング外来)では、生まれつきの遺伝子の変化を調べ、がんの発症リスクを評価し予防につなげることを目的としています。

当科では、がんゲノム医療拠点病院として、紹介元の医療機関をはじめ、がんゲノム医療中核拠点病院やがんゲノム医療連携病院、院内の各診療科や部門と連携しながら、患者さんやそのご家族が安心できるゲノム医療を提供してまいります。

衣斐 寛倫 センター長

治験・臨床試験・がん遺伝子パネル検査の問い合わせ窓口

ゲノム医療センターでは、当院で現在行っている治験・臨床試験の情報について、FAX・Forms®︎での問い合わせに対応しています。いただいた問い合わせには、2営業日以内に回答いたします。問い合わせに必要な情報は、別紙またはFormsに記載してあります。事前にご確認いただけますと幸いです。

FAXの場合は上記の「治験問い合わせ用紙」に入力していただき、下記のFAXまで送信をお願いします。

【ゲノム医療センター事務局】

  • FAX : 052-764-9897(医療連携室)

診療内容

がんゲノム医療室(がんゲノム外来)

がんゲノム部門では、がんの遺伝子を調べることで患者さんの治療につなげることを目的とし、以下を実施しています。

  • がん遺伝子パネル検査を実施する窓口である、「がんゲノム外来」を運用します。
  • 専門家が集まり、がん遺伝子パネル検査の遺伝子解析結果を検討する検討会(エキスパートパネル)を開催します。
  • 得られた結果を患者さんへお伝えし、最適な治療法を主治医へ提言します。
  • がんゲノム医療拠点病院として、がんゲノム医療中核拠点病院ならびにがんゲノム医療連携病院と連携し、地域のがんゲノム医療推進につとめます。

がん遺伝子パネル検査でわかること

がん遺伝子パネル検査を実施することで、がん細胞の遺伝子変異が検出され、その変異に対する治療薬や治験・臨床試験の情報を得ることができる可能性があります。一方で、遺伝子に変異が見つからない場合や、変異が見つかっても治療に使用できる薬剤がない場合もあります。また、遺伝性腫瘍(生まれつきがんに罹りやすい体質)の遺伝子の変化があることがわかる、あるいは変化がある可能性が示唆されるとの結果がでる場合があり、その場合は、遺伝カウンセリングを受けていただきます。

当院取扱い「がん遺伝子パネル検査」一覧

自費診療のパネル検査目的紹介の場合、初回外来費用として、がんゲノム外来費用(33,000円)が必要となります。

がんゲノム医療室(がんゲノム外来)連絡先

  • 月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く)
  • TEL:052-762-6111(代表)

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

リスク評価室(遺伝カウンセリング外来)

リスク評価部門では、生まれつきの遺伝子の変化を調べ、がんの発症リスクを評価し予防につなげることを目的に、以下を実施しています。

  • 病歴家系図を参考に、遺伝に関する情報を提供し、将来のことやご家族のことを一緒に考え、心理面や社会面も含めた支援を、遺伝カウンセリングを通しておこなっていきます。
  • 専門家が集まる、がん遺伝子パネル検査の遺伝子解析結果を検討する検討会(エキスパートパネル)に参加し、遺伝性腫瘍を含めた遺伝性疾患に関する見解を伝えます。
  • 遺伝学的検査(採血)を実施します。
  • 得られた結果を患者さんへお伝えし、遺伝性腫瘍の予防・早期発見を目的とした検診プログラムを提案していきます。

遺伝カウンセリングについて

費用は、遺伝カウンセリング初回11,000円(約60分)、2回目以降5,500円(約60分)、遺伝学的検査についても保険適用外です。ただし、一部の遺伝性腫瘍の患者さんに対しては保険診療が適用されますので、詳しくはお問い合わせください。

リスク評価室(遺伝カウンセリング外来)連絡先

  • 月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く)
  • TEL:052-762-6111(代表)※リスク評価室へとお伝えください。

スタッフ紹介

衣斐 寛倫 (えび ひろみち)
役職
ゲノム医療センター長
学会・資格
日本内科学会 認定医・総合内科専門医
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医・指導医
臨床研修指導医講習終了
井本 逸勢 (いもと いっせい)
役職
ゲノム医療センター医長兼研究所長
学会・資格
臨床遺伝専門医・指導医
遺伝性腫瘍専門医・指導医
梅垣 翔 (うめがき しょう)
学会・資格
日本内科学会認定内科医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医
医学博士

外来診療担当医

遺伝カウンセリング外来

月火水木金
井本
高磯(CGC)
井本
高磯(CGC)
井本
高磯(CGC)
井本
高磯(CGC)
井本
高磯(CGC)
【自費診療】
11:00~12:00
○
【自費診療】
11:00~12:00
○
【自費診療】
11:00~12:00
○
【自費診療】
11:00~12:00
○
【自費診療】
11:00~12:00
○
【保険診療】
13:30~14:00
○
【保険診療】
13:30~14:00
○
【保険診療】
13:30~14:00
○
【保険診療】
13:30~14:00
○
【保険診療】
13:30~14:00
○
【保険診療】
14:30~15:00
○
【保険診療】
14:30~15:00
○
【保険診療】
14:30~15:00
○
【保険診療】
14:30~15:00
○
【保険診療】
14:30~15:00
○
【自費診療】
15:30〜16:30
○
【自費診療】
15:30〜16:30
○
【自費診療】
15:30〜16:30
-
【自費診療】
15:30〜16:30
○
【自費診療】
15:30〜16:30
○

がんゲノム外来

月火水木金
 衣斐梅垣梅垣梅垣 梅垣

診療実績

がんゲノム医療室(がんゲノム外来)​​​

研究実績

  • 米国臨床腫瘍学会誌(JCO Precision Oncology)に日本のがんゲノム医療について総説を書いています。
  • Ebi H, Bando H. Precision oncology and the universal health coverage system in Japan. JCO Precision Oncology 3:PO.19.00291, 2019.
  • Ebi H, Bando H, Taniguchi H, Sunakawa Y, Okugawa Y, Hatanaka Y, Hosoda W, Kumamoto K, Nakatani K, Yamazaki K. Japanese Society of Medical Oncology Clinical Guidelines: Molecular Testing for Colorectal Cancer Treatment, 4th edition. Cancer Sci. 111:3962-3969, 2020.
  • Ebi H. Drug-Tolerant Persister Cells After EGFR Tyrosine Kinase Inhibitor Treatment: Their Origin and the Influences From the Tumor Microenvironment. J Thorac Onc. 18:399-401, 2023.
  • Ebi H, Shirakawa S. Recent Therapeutic Development Targeting KRAS Mutations in Colorectal Cancer. Gan To Kagaku Ryoho. 52:875-880, 2025.

治験・臨床試験

ゲノム医療センターが担当している臨床試験

研究名称「FGFR3 異常を有する進行固形がん患者を対象とした LOXO-435(LY3866288)の非盲検多施設共同試験​」jRCT 2031230098

先進医療A:標準治療終了前におけるがんゲノムプロファイリング検査

🔶薬物治療を始める前でも受けられるがん遺伝子パネル検査🔶

自分に合ったがん治療の選択肢を広げるために

  • 保険診療上のがん遺伝子パネル検査は、基本的には薬物治療の「標準治療が終わる(または終わる見込み)」まで待つ必要があります。
  • 一方でこれまでの研究から、より早い時点で検査を受けた患者さんの方が、検査の利益が大きいこともわかってきました。
  • そこで、先進医療Aでは、薬物治療を始める前でもがん遺伝子パネル検査を受けることができます。
  • 先進医療にかかる費用は全額自己負担【56万円】となります。
  • 民間保険の“先進医療特約”で補償される場合があります。あらかじめ各保険会社に確認していただく必要があります。
  • 先進医療以外の、通常の診察や入院にかかる費用は、保険診療でのお支払いになります。