坂口志文氏のノーベル生理学・医学賞の受賞について
大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文特任教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されました。
坂口先生は、1977年から約3年間、愛知県がんセンター研究所に研究生として学び、当時の研究を原点として、長年にわたる研究活動の成果が世界に高く評価され、この度の受賞につながったこと、当センターとしても大変大きな誇りであり、心からお祝いを申し上げます。
特別講演を行う坂口志文氏(高橋利忠先生記念シンポジウム)

(令和元年5月25日 愛知県がんセンター国際医学交流センターメインホール)
坂口 志文 氏 略歴
1951年 滋賀県長浜市生まれ
【主な経歴】
1976年 京都大学医学部卒業
1976年 京都大学大学院医学研究科入学
1977年 愛知県がんセンター研究所 研究生
1980年 京都大学医学部免疫研究施設及び附属病院輸血部医員
1983年 京都大学医学部博士号取得
Johns Hopkins大学客員研究員
1987年 Stanford大学客員研究員
1989年 Scripps研究所免疫学部助教授
1992年 新技術事業団「さきがけ21研究」研究員
1995年 東京都老人総合研究所免疫病理部門部門長
1999年 京都大学再生医科学研究所生体機能調節学分野教授
2007年 京都大学再生医科学研究所所長
2011年 大阪大学免疫学フロンティア研究センター実験免疫学分野教授
2013年 大阪大学特別教授
2016年 大阪大学名誉教授、京都大学名誉教授
2017年 大阪大学栄誉教授
2018年 大阪大学特任教授(常勤)
2025年 大阪大学特任教授
【主な受賞歴】
2015年 ガードナー国際賞、中日文化賞、トムソン・ロイター引用栄誉賞
2017年 クラフォード賞、文化功労者顕彰
2018年 安藤百福賞大賞
2019年 山田和彦賞、ドイツ免疫学会賞
2019年 文化勲章
2020年 パウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞、ロベルト・コッホ賞