お知らせ

歌手の一青窈さんによる院内ライブを開催しました

 5月13日、愛知県がんセンター国際医学交流センター大会議室にて歌手の一青窈さんによる院内ライブを開催いたしました。

 一青窈さんは、ご両親をがんで亡くされたご自身の経験から、「闘病中に母が音楽を聴いて元気になった」ことをきっかけに音楽療法に関心を持つようになり、学生時代から「人を元気にする歌を歌いたい」という思いで、全国各地の病院や施設で音楽を届ける活動「gigiプロジェクト」を続けてこられました。

 今回のライブも一青窈さんが中心となって、入院中でなかなか外出が難しい患者さんや、日々多忙な医療従事者に向けて、生の音楽を通して元気と癒しを届けることを目的に実施しました。

 当日は、入院中の患者さんやご家族、医療スタッフなど約80名が参加。「ハナミズキ」や「もらい泣き」などの代表曲を含む全7曲を披露し、会場はやさしく温かな雰囲気に包まれました。  

 一青窈さんは、歌の合間に参加者へ直接声をかけて回ったり、時には患者さんを抱擁したりと普段のライブでは味わえない距離感の近いライブでした。

 また、熱唱する一青窈さんの歌声に感動して涙を流す患者さんもいて、一青窈さんもその様子に心を動かされ、「もらい泣きしちゃった」と目頭を押さえる場面も。音楽を通じた心の交流から深い感動が生まれました。

 当日の参加者からは、「心が癒されました」「こんな機会に恵まれて本当によかった」などの声が寄せられ、音楽の持つ力とその場の一体感の大きさを改めて実感する貴重なひとときとなりました。

 改めまして、今回の院内ライブを大盛況のうちに終えることができましたこと、一青窈さんを始めとする関係スタッフの皆様、そしてご参加いただいた患者さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

 今後も当センターでは、医療だけでなく、患者さんに寄り添った心のケアにも目を向けた取り組みを継続してまいります。

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