共同利用機器
- マイクロプレートリーダ
- 共焦点レーザー蛍光顕微鏡
- フローサイトメータ
- リアルタイムPCR分析装置
- CCD写真撮影装置
- 超遠心機
- 超遠心機(卓上型)
- 自動現像機
- 液体シンチレーションカウンタ
- X線照射装置
- 分光光度計
- 凍結乾燥機・遠心濃縮機
- 旋回培養器
- 大判プリンタ
- In vivo イメージング装置
- 発光RIカウンタ
- 質量分析装置
- 蛍光実体顕微鏡
- 高速自動セルソータ
- 凍結切片作製装置
- 次世代シーケンサ
- 核酸断片化装置
- 核酸定量装置
- レーザーマイクロダイゼクション
- バイオアナライザ
- 蛍光細胞イメージャー
- 超音波ホモジェナイザ
- FlowJo
- 高機能フローサイトメータ
- 小動物用CT
- iScan
- ケミルミイメージング装置
- 液体クロマトグラフィー
- オールインワン顕微鏡
- DNAマイクロアレイスキャナ
- デジタルPCRシステム
- 生細胞解析システム
- NGSライブラリー調整システム
- 高速遠心機
マイクロプレートリーダ
EnSpire (パーキンエルマー)
4重モノクロメータを採用したマルチモードプレートリーダで、蛍光・吸光の波長を自由に設定できるプレートリーダです。発光の感度は専用機に匹敵する能力を有しています。時間分解蛍光測定、ディスペンサーも搭載しており、様々なアッセイに対応しています。
共焦点レーザー蛍光顕微鏡
LSM 800 with Airyscan(カールツァイスマイクロスコピー)
特定の焦点面において、特定の波長の蛍光シグナルだけを取得できる顕微鏡です。他の焦点面の蛍光シグナルが混入しづらいため、鮮明な画像が取得できます。また、複数の蛍光波長をきれいに分離できることから、複数の蛍光で多重染色した場合において、他の蛍光の影響を全く受けません。そのため、特に、複数の蛋白質の局在を比較する場合に不可欠な顕微鏡として位置づけられています。
フローサイトメータ
FACSCalibur HG(ベクトン・ディッキンソン)
溶液中に浮遊させた細胞が検出部のキャピラリーを通過するとき、レーザー光によって個々の細胞の大きさ・内部構造・蛍光量などを瞬時に測定する装置です。細胞分取機能はありませんが、4色蛍光を同時に測定でき、解析プログラムも完備されているので、個々の細胞を抗体や遺伝子導入で蛍光標識することにより、細胞集団中の目的細胞の割合等を解析することが可能です。特にPIなどを使用したセルサイクルを解析する場合には、本機器のみが使用可能となっています。各種リンパ球解析・細胞周期解析や細胞マーカーの解析、細胞分布の解析などに使われます。
リアルタイムPCR分析装置
QuantStudio 3(サーモフィッシャー)、7900HT Fast(ABI(現サーモフィッシャー))
PCR反応の進行をリアルタイムで測定し、特定の遺伝子の発現量やウイルスや微生物の量を定量する装置です。
CCD写真撮影装置
AE-6911 FXFD、AE-6932 GXCF-US (アトー)
モノクロCCDカメラを用いた電気泳動ゲル等の画像を撮影・プリントアウトする装置です。
超遠心機
L-70、Optima LE-80K、Optima XE-90(ベックマンコールター)
ローターを超高速回転させて生じる遠心力によってタンパク質・DNA・RNAなどを分離精製する装置です。最高回転数が高速冷却遠心機(20,000 rpm以下)より高く、チャンバー内を真空に保ってローターの空気摩擦による発熱を防ぐ構造の遠心機です。
超遠心機(卓上型)
Optima TLX(ベックマンコールター)
微量(0.5~3 mL)のサンプルを超高速回転し、短時間で遠心分離精製する装置です。
自動現像機
AP9000(ダイトーマイテック)
放射性同位体(RI)や化学発光などで露光した各種の実験用X線フイルムを自動的に現像する装置です。多数のローラーでX線フイルムを挟み送り、現像、定着、水洗、乾燥を連続的に自動的に処理する装置です。
液体シンチレーションカウンタ
LSC-5100、AccuFLEX LSC-8000(日立(現日本レイテック))
放射性同位元素を含む試料を液体シンチレータに溶解または懸濁させ、その発光を測定する装置で、特に低エネルギーのβ核種(³Hや¹⁴Cなど)の測定には必要不可欠な放射線測定装置です。
X線照射装置
MBR-1618R-BE(日立パワ-ソリュ-ションズ)、MX-160Labo(メディエックステック)
超高電圧をX線発生管にかけ、透過力の高いX線を発生させてアルミニウムなどのフィルタを通すことで、特定の線質を選別して、ヒト培養細胞やマウスなどの実験動物にX線を安全に大量照射する実験装置です。
分光光度計
NanoDrop One ND-ONE-W(ライフテクノロジーズ)
光の強さのスペクトル分布(分光密度)を測定するための装置で、サンプル中のDNA、RNAおよびタンパク質を数秒で定性および定量評価することができる機器です。
凍結乾燥機
VD-800F+VC-36R(タイテック)
凍結乾燥機本体に直接接続して乾燥できるほか、ドライチャンバー、小型遠心濃縮機および大型遠心濃縮機も附属しています。
旋回培養器
G-25(NBS)、BR-180LF(タイテック)
大腸菌や酵母といった微生物などの菌体の入った容器を振盪して菌を培養するための装置です。試料を固定したプラットホームが旋回、振盪することによりエアレーション効果を高めています。
大判プリンタ
SC-T7250(エプソン)
ポスター、横断幕など大型の紙、布にカラープリントするためのインクジェットプリンタです。
In vivo イメージング装置
IVIS Lumina LT-BS-T34(パーキンエルマー)
体内での遺伝子発現などを、動物が生きたまま体外からモニタリングができる機器です。目的とする遺伝子のプロモーターの下流域にluciferase遺伝子や GFP、DsRed遺伝子を組み込んだ細胞や動物を作製し、これらから発する極めて微弱な光を超高感度CCDカメラで促えることによって、動物体内での発現を非侵襲的かつリアルタイムに観察できます。
発光RIカウンタ
MicroBeta² LumiJET 2460(パーキンエルマー)
極微量のサンプルを化学的または放射線(RI)を利用して発光させ、その発光量を測定することでサンプル量を高感度に定量できる汎用装置です。マルチウエルプレート等を使用することで多数のサンプルが短時間で効率よく測定できます。
質量分析装置
エービー・サイエックス(Triple TOF 5600)
分子量が数百の分子から数万までの高分子をパルス・レーザー光で非破壊的にイオン化させ、生じたイオンを検出器に誘導し、その飛行時間から質量を精密に測定する装置です。本装置を液体クロマトグラフィーと連結して解析に用いることにより従来困難であった複雑な生体内試料のタンパク質の網羅的で迅速な精密分析が高感度で可能です。
蛍光実体顕微鏡
M205C/ Macro Quad(ライカ/マイクロアイズ)
蛍光実体顕微鏡は、蛍光標識した腫瘍細胞を用いた動物実験で、腫瘍の臓器分布、臓器内分布を実体顕微鏡下で観察可能な装置です。付属のカメラで撮影した蛍光・実体画像を保存、重ね合わせることができます。
高速自動セルソータ
FACSAria Ⅲ 5レーザー (488/633/405/375/561 nm)、ACDU(ベクトン・ディッキンソン)
モノクローナル抗体などの免疫蛍光法により多重染色した細胞にレーザー光を照射して、発生する数種類の蛍光を同時に測定して、細胞集団の情報を解析するとともに、その情報をもとに複数の細胞集団の中から特定の細胞を生きたまま回収することができる装置です。
凍結切片作製装置
NX70コールドD(サーモフィッシャー)
凍結処理した生体試料を、凍結状態を保持したまま薄く切断して、切片を作製するための装置です。電動高さ調節やモーターカッティグ機能が装備されています。
次世代シーケンサ
NextSeq 500(イルミナ)
全ゲノム、エクソーム、そしてトランスクリプトーム解析に優れたシーケンスによる高精度な遺伝子解析を1台で行えます。
核酸断片化装置
Covaris M220(MS機器)
超音波により核酸を断片化します。それに加えて、培養細胞、酵母などを破砕し、タンパク質の抽出などにも利用できます。
本機器では500kHz程の超音波を一極に集中させることで、再現性の高い超音波処理を実現します。これによって抽出・解析試料の変性や失活等の原因となる温度上昇を抑えながら作業を行うことが可能です。チューブを開けずに作業が完結できるため、コンタミネーションフリーの作業が可能です。
核酸定量装置
Quantus Fluorometer E6150(プロメガ)
高感度な小型フルオロメータで、吸光光度計では測定が困難な低濃度核酸サンプルを迅速かつ正確に定量します。
レーザーマイクロダイセクション
LMD7000(ライカ)
組織片から特定の単一細胞または特定の領域全体を切り取る目的で使用され、標本を顕微鏡下で観察しながらレーザービームで切断、回収するための装置です。コンタミの無いサンプルからDNA、RNA、タンパク質抽出を行うことで、より正確で詳細な結果を得ることができます。
バイオアナライザ
Agilent2100(アジレント・テクノロジー)
サンプル分析に Lab-on-a-Chip テクノロジーを応用したマイクロチップ型電気泳動装置です。DNA, RNA, タンパク質の電気泳動解析で濃度、サイズ、品質評価など目的に応じた情報をデジタルデータとして得ることができます。
蛍光細胞イメージャー
EVOS Floid Imaging System(ライフテクノロジーズ)
明視野による細胞の観察、および最大3つまでの細胞蛍光ラベルを高解像度かつ高感度で読み取れる顕微鏡システムです。さまざまな条件で培養した細胞の形態、生細胞・死細胞の観察、薬剤感受性などを手軽にかつ多人数で観察、解析することができます。
超音波ホモジェナイザ
MODEL250 (ブランソン)
液中にてキャビテーションを発生させることで液中にある微粒子や菌体などを分散や解砕などを行うことができる装置です。
FlowJo
マルチカラーデータ解析ソフトv10.8.1(トミーデジタル)
フローサイトメトリー用に開発された超高機能な解析専用ソフトウェアです。FlowJoはFCSファイル解析を行うため、すべてのフローサイトメータのデータを解析可能で、サードパーティから開発されたFCM用ソフトウェアでは最も高機能で普及しています。
高機能フローサイトメータ
LSRFortessa X-20 4レーザー16カラータイプ(ベクトン・ディッキンソン)
蛍光物質を保持させた細胞にレーザー光を照射することで、検出される蛍光を測定して、そのデータを基に細胞集団の情報を解析する装置です。実際の解析例は以下の様なものがあります。がん細胞や免疫細胞を対象に、細胞膜表面または細胞内の分子を異なる蛍光標識抗体で同時に複数使用し、各々を見分けることが可能で、種々の細胞の状態や機能を解析することができます。
小動物用CT
CosmoScan GXⅡ・COSMOGXⅡ-MD-T2(リガク)
マウス等の実験動物にX線を照射することで、腫瘍の位置特定、計測、骨の観察、体組成測定など、非常に多彩な解析ができます。In vivo イメージング装置(IVIS)と組み合わせたマルチモダリティ解析が可能です。
iScan
イルミナBeadChipで行うゲノム解析の高感度かつ高精度な画像処理をサポートする専用アレイスキャナです。イルミナのゲノム解析アッセイの幅広い製品群に対応しています。
ケミルミイメージング装置
Vilber Bio Imaging FUSION SOLO.7S.EDGE(MS機器)
Amersham Imager 680 (AI680) RGB system(GEヘルスケア)
ウエスタンブロッティング法による化学発光を検出することで、目的タンパク質の発現量を解析する装置です。各種LEDによる蛍光物質の検出が可能なため、DNAやその他蛍光物質の検出など、さまざまな解析に利用できます。また、高感度CCDカメラの搭載により、高感度で定量性の高いデジタルデータが取得でき、内蔵ソフトウェアによる解析ができます。
液体クロマトグラフィー
LC-20AB(島津製作所)
液体試料に溶解している化合物を分離し、どのような成分がどれくらい含まれているかを定性・定量分析することができる機器です。複数の成分が混合した試料をカラムに注入し、カラム内で分離します。カラム出口に設置した検出器でモニターし、成分を定性・定量分析します。
オールインワン顕微鏡
BZ-X800/X810(キーエンス)
蛍光物質が発する光を利用して細胞や組織を観察する顕微鏡です。細胞および組織内での分子の局在や発現量を高感度CCDカメラで詳細に観察することができます。さらにある一点での撮影のみでなく、分子の挙動を経時的に追跡する観察法(タイムラプス観察)が可能です。
DNAマイクロアレイスキャナ
G2565AA、G2565BA(アジレント・テクノロジー)
マイクロアレイは遺伝子発現の解析を行う技術の中では、全発現遺伝子の解析のような「網羅的解析」を特長とする技術であり、ターゲット遺伝子のスクリーニングや、細胞の転写プロファイル解析を行うことが可能です。マイクロアレイスキャナとはDNA及びタンパク質などを数十から数万個固定したマイクロアレイを用いてサンプル中の目的物の種類、量の蛍光測定を行う装置です。
デジタルPCRシステム
QX200 AutoDG Droplet(バイオラッド)
PCR反応液を微小分画(微小ドロップレットや微細ウェル)に分配して遺伝子増幅反応を行い、産物の蛍光量を検出することで、検体内の標的核酸分子を絶対定量する装置です。微量しか発現しない遺伝子や血漿中の微量ながん由来DNAの解析(液体生検)で威力を発揮します。特にドロップレット法では、研究レベルの高感度・高精度・高速の定量解析が可能な上に、1細胞を単離した発現解析などへの応用も可能です。ドロップレット作成を自動化できるAutomated Droplet Generator (AutoDG)システムが備わっています。
生細胞解析システム
ハイスループット生細胞解析システム IncuCyte S3(ザルトリウス)
多検体の培養細胞を培養装置内で顕微鏡観察および蛍光観察し、一定間隔連続自動(タイムラプス)撮影した結果を自動解析する機器です。
NGSライブラリー調整システム
Chromium Controller(テンエックス・ゲノミクス)
次世代シーケンサでDNAなどを解析するため、ライブラリーを調製する機器です。特に単一細胞のRNAからライブラリーを調製することができます。
高速遠心機
CR20G、CR21GⅡ(日立(現エッペンドルフ・ハイマック・テクノロジーズ))
DNA、RNA、タンパク質などの生体高分子成分を入れた遠心チューブを毎分数万回転以上で高速回転させ、その遠心力で各成分を分離精製する遠心分離機です。