内視鏡部
令和5年9月改訂
概要
内視鏡部は食道・胃・小腸・大腸などの消化管のがんの診断から治療までを専門とする診療科、いわゆる消化管内科です。ともに診療を行う消化器内科部は、おもに膵臓および胆道系のがんを専門としています。
がん治療における医学の発展には目を見張るものがありますが、やはり早期発見、早期治療が重要と考えます。内視鏡部では、がんの早期発見に向けた研究や内視鏡を用いた低侵襲治療の開発や研究に積極的に取り組んでいます。
診療面では消化器外科部、薬物療法部、放射線診断部、放射線治療部と各臓器別カンファランスを合同で開催し、内視鏡治療から外科手術、化学療法、放射線療法まで患者さんに最適な治療方針を提案し、患者さん一人一人の立場に立った治療を提供してまいります。
田近 正洋 部長
診療内容
内視鏡部は、食道から大腸まで消化管に発生するがんに対する診断から治療までを総合的に行う診療科です。内視鏡部という名称からは、内視鏡診断や内視鏡治療のみを行っている科というイメージをもたれるかと思いますが、内視鏡部では、食道がん・胃がん・大腸がんなどに対する化学療法、あるいは化学放射線療法も積極的に行っています。
もちろん内視鏡は得意とする分野です。内視鏡診断においては、NBI(narrow band imaging)などの新しい画像強調診断法も積極的に取り入れ、食道がん・胃がん・大腸がんの早期発見に力を入れています。さらに、がんと診断された病変に対しては色素内視鏡検査や拡大内視鏡、超音波内視鏡などを用いてがんの拡がりや深達度診断を精密に行っています。また、患者さんの苦痛のないように鎮静剤や細径内視鏡を適宜使用して行います。鎮静剤の使用に関しては、年々希望者が増加しており、現在では半数以上の方が利用しています。副作用の増加も懸念されますが、その対策として血圧や酸素飽和度などが常時モニタリングできる生体モニターを使用し、安全に十分に配慮して行っています。内視鏡治療においては、低侵襲で機能温存に優れた内視鏡的粘膜下層剥離術:ESD (endoscopic submucosal dissection)を食道・胃・大腸の早期がんに対して積極的に導入しています。
食道がんに関しては、消化器外科部、薬物療法部、放射線治療部、頭頚部外科部と、胃がん・大腸がんに関しては、消化器外科部、薬物療法部、放射線診断部と連携し、合同カンファレンスを毎週開催し、外科手術、化学療法、放射線療法、そして化学放射線療法など患者さん一人一人に最適な治療を決定しています。また、消化器内科部や薬物療法部等で行っている各種臨床試験や治験にも参加しています。
消化管がんの内視鏡治療について
内視鏡治療の適応について
内視鏡治療が可能な消化管がんの適応の原則は「リンパ節転移がほとんどなく、腫瘍が一括切除できる大きさと部位にあること」です。内視鏡治療を行うがんは根治をめざすことが可能ながんが対象となります。そのために適応となる病変は各臓器によって異なります。リンパ節転移がないことは内視鏡検査所見やCT検査等で調べます。内視鏡検査では、通常観察での形態やNBIなどの特殊光観察、拡大観察を用いて表面の微細な血管や構造の変化から壁深達度(がんの浸潤距離)を予測します。
食道癌:食道壁は3層構造(粘膜、粘膜下層、固有筋層)となっていますが、内視鏡治療の絶対適応(リンパ節転移がほとんどない病変)となる壁深達度は粘膜の中でも浅層(2/3)の部分です。また、大きさに関しては切除範囲が3/4周に及ばない範囲が適応で、それ以上に及ぶ場合には切除後の食道狭窄の可能性がありますので慎重な対応が必要となります。
胃癌:胃壁は大腸と同じく5層構造(粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜)です。また胃癌では組織型が分化型と未分化型で大きく分類され、それぞれでリンパ節転移のリスクが異なります。組織型、大きさ、深達度、潰瘍性病変の有無で内視鏡治療の適応が異なります。
大腸癌:大腸では癌が粘膜と粘膜下層の浅層(1mmまで)に留まると予測されるものが内視鏡治療の適応となり、大きさは問いません。
内視鏡治療の方法について
代表的なものとして、ポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR:endoscopic mucosal resection)、および内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD:endoscopic submucosal dissection)があります。
ポリペクトミー
キノコのような茎をもったポリープ(腫瘍)に対して行う方法です。ポリープの茎にスネアという金属製の輪をかけて絞扼し、高周波電流を流して焼き切ります。
内視鏡的粘膜切除術(EMR)
茎をもたない平らな2cm以下の腫瘍に対して行います。粘膜下層に生理食塩水などを局注して腫瘍を持ち上げてから、ポリペクトミーと同じようにスネアを用いて切除します。食道癌などでは先端にキャップを装着して吸引して切除を行う方法(EMR-C)も行うことがあります。
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
一括切除が困難な大きな病変や繊維化を伴う病変などに対して行います。食道や胃では腫瘍の周囲にマーキングを行い、その後に粘膜下層に粘性の高い溶液を局注し腫瘍の周囲を持ち上げ電気メスを用いて周囲を切開し、さらに粘膜下層に局注を行い電気メスで粘膜下層を剥離し、腫瘍を切除します。電気メスには様々な種類があり、臓器や病変に応じて最適なものを使用します。
内視鏡治療の偶発症について
内視鏡治療の大きな偶発症として出血と穿孔(消化管の壁に穴があく)があります。治療中に発生することもあれば、治療後に発生(遅発性)することもあります。多くは内視鏡治療など内科的な治療で治りますが、まれに外科手術が必要になることがあります。
内視鏡治療後について
内視鏡治療は非常に低侵襲な治療です。そのため治療後安静時間が解除された後は、ほぼ普通の行動が可能ですが、臓器によって安静時間や絶食期間、入院期間が異なります。また、切除された検体は病理診断が行われます。そして癌の組織型や大きさ、深達度、脈管侵襲(血管やリンパ管への癌の浸潤)の有無などが確定し、その結果で癌の根治度が決定します。結果が出るのに1週間程度かかります。また、臓器によって根治基準が異なります。根治と判定されれば、経過観察となりますが、リンパ節転移の可能性が残る病変と判定されれば追加治療(外科手術や化学放射線療法など)が考慮されます。年齢や合併症の有無やリンパ節転移のリスクの程度など総合的に判断し、相談の上で決定します。
消化管がんの内視鏡診断について
内視鏡診断には、がんがあるかどうかを診断する存在診断とがんの拡がりや深達度、組織型を診断する質的診断があります。ここでは治療選択を決定する上で重要な質的診断について説明します。
消化管の壁深達度とリンパ節転移リスクについて
消化管の壁は層構造になっており、食道は3層(粘膜、粘膜下層、固有筋層)、胃・大腸は5層(粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜)構造になっています。がんは基本的に一番内側(表面)の粘膜で発生し、時間とともに深く浸潤していきます。図では胃癌の壁深達度とリンパ節転移リスクの関係を示しますが、癌が粘膜内に留まっている間は、転移を認めませんが、2番目の層(粘膜下層)へ浸潤するとリンパ節転移のリスクが10-20%と上昇します。つまり癌が粘膜層に留まっている間は、癌は局所に存在するだけですから内視鏡で全て切除することが可能となります(内視鏡治療では粘膜下層まで取り除くことが可能)。しかし、粘膜下層以深へ浸潤した癌はリンパ節転移の可能性がありますから根治を目指す上ではリンパ節まで切除する必要があり、これは外科的な手術が必要となります。壁深達度とリンパ節転移リスクは臓器によって異なります。リンパ節転移がないと考えられている壁深達度は、食道癌では粘膜の浅層2/3まで、大腸癌は粘膜下層の1/3までと考えられています。
したがって治療方針(その癌が内視鏡治療の適応か、外科手術の適応か)を決定する上で深達度診断が重要となります。ここで内視鏡検査は重要な役割を果たします。
画像強調観察(IEE:Image-Enhanced Endoscopy)と拡大内視鏡観察
内視鏡検査は、光学技術の進歩やデジタル化などによりがんの存在診断から、その微細な表面構造や血管構造、さらには最近では細胞レベルまで(顕微内視鏡)観察が可能となり、がんの診断や深達度、範囲、組織型などの質的診断が可能です。
ここでは画像強調観察の一つである狭帯光観察(NBI:narrow band imaging)と拡大観察を用いた未分化型早期胃癌の一例を示します。左上は通常観察での内視鏡像です。中心に周辺の発赤した粘膜よりやや褪色調の粘膜が観察できます。こちらが1cmほどの未分化型の胃癌です。左下がNBI観察での内視鏡像です。スイッチ一つで茶色がかった色に変わり、より中心の癌が分かり易くなります。右上は緑枠の部分を拡大した像ですが、左側の癌部(表面構造が消失、不整)と右側の正常粘膜の境界がはっきりと分かります。さらにピンク枠の部分を拡大すると不整な微細血管が観察されます。このように正常粘膜との境界があること、表面の構造が消失や不整さ、特徴的な微細血管像から未分化型の胃癌と診断が可能となります。
次に食道表在癌の内視鏡像を示します。左上は通常観察の内視鏡像です。中心に周辺の発赤し、凹凸のある粘膜が観察できます。こちらが1.5cmほどの食道扁平上皮癌です。左下がNBI観察での内視鏡像です。スイッチ一つで茶色がかった色に変わり、より中心の癌部が茶色く目立ちます。右上は黄色枠の部分を拡大した像ですが、不整な拡張した血管が観察されます。特徴的な微細血管像から食道扁平上皮癌で内視鏡治療が可能な早期癌と診断が可能となります。右下はヨード染色像です。NBIが登場するまでは、扁平上皮癌の診断にはヨードを食道に撒いていました(現在も必要時には行っています)が、アレルギーの可能性や刺激があるので患者さんには負担でした。しかし、NBIの登場によりスイッチ一つでヨード染色とほぼ同様の情報を得ることができ、食道癌のスクリーニング(がんの存在診断)に大いに貢献しています。
最後に大腸癌の内視鏡像を示します。左上は通常観察の内視鏡像です。1cmほどの直腸に存在する癌です。右上はインジゴカルミンという色素を撒いた写真です。色素を撒くことで中心部にやや陥凹した領域を観察することが可能となります。左下はクリスタルバイオレットという色素で染色をした像です。右下がオレンジ枠の部分を拡大した像ですが、陥凹した部分の表面の構造が破壊されていることが観察できます。この拡大所見は、この癌が粘膜下層の深くまで浸潤していることを示します。つまり大きさは1cm程度ですが、内視鏡治療できる病変ではなく、外科手術をしないといけない病変だと診断できます。手術を行ったところ内視鏡診断通り、粘膜下層の深くまで浸潤している癌でした。
このように消化管のがんにおいて内視鏡検査は治療方針を決定する上で重要な役割を果たしています。
スタッフ紹介
日本消化器病学会 学会評議員・専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会 社団評議員・専門医・指導医
日本肝臓学会 専門医
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医・指導医
日本消化管学会 代議員・胃腸科専門医・指導医
日本遺伝性腫瘍学会 評議員・遺伝性腫瘍指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本胃癌学会会員
日本食道学会会員
日本癌治療学会会員
欧州臨床腫瘍学会(Esmo associate member)会員
臨床修練指導医
日本消化器病学会 専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本消化管学会 正規胃腸科専門医
日本消化器がん検診学会 総合認定医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本内科専門医
日本消化器内視鏡学会 指導医
患者さんへのメッセージ
研究実績
令和5年9月改訂
誌上発表
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- Yamada K, Tajika M, Tanaka T, Oonishi S, Kamiya T, Niwa Y:Radial incision and cutting under gel immersion as a useful method for refractory anastomotic stricture.Endoscopy,54(S02):e832-e833,2022.
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- Koyanagi YN, Suzuki E, Imoto I, Kasugai Y, Oze I, Ugai T, Iwase M, Usui Y, Kawakatsu Y, Sawabe M, Hirayama Y, Tanaka T, Abe T, Ito S, Komori K, Hanai N, Tajika M, Shimizu Y, Niwa Y, Ito H, Matsuo K:Across-Site Differences in the Mechanism of Alcohol-Induced Digestive Tract Carcinogenesis: An Evaluation by Mediation Analysis.Cancer Res,80(7):1601-1610,2020.
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- Abe T, Higaki E, Hosoi T, Nagao T, Bando H, Kadowaki S, Muro K, Tanaka T, Tajika M, Niwa Y, Shimizu Y:Long-Term Outcome of Patients with Locally Advanced Clinically Unresectable Esophageal Cancer Undergoing Conversion Surgery after Induction Chemotherapy with Docetaxel Plus Cisplatin and 5-Fluorouracil. Ann.Surg Oncol,28(2):712-721,2021.
学会発表
001 田近正洋:悪心・嘔吐でおさえておきたい画像所見について.第32回日本医療薬
002 田中 努: 胃がん治療(内視鏡を中心に).日本消化器がん検診学会 東海北陸支部放射線研修委員会,2022,(名古屋),[講演]
003 田中 努,田近正洋, 大西祥代, 山田啓策, 神谷友康, 原 和生, 水野伸匡, 桑原崇通, 奥野のぞみ, 羽場 真, 倉石康弘, 文原大貴, 柳井谷駿史, 石川 将, 安田 司, 山田真規, 花井信広, 丹羽康正:当院における下咽頭表在癌に対する経口的下咽頭喉頭部分切除術(TOVS)と内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の治療成績の検討.JDDW2022,2022,(福岡),[デジタルポスター]
004 山田啓策, 田近正洋, 田中 努, 大西祥代, 原 和生, 水野伸匡, 羽場 真, 桑原崇通, 奥野のぞみ, 倉石康弘, 柳井谷駿史, 山田真規, 石川 将, 安田 司, 丹羽康正:食道におけるgel immersion ESDとその手技の工夫.JDDW2022,2022,(福岡),[デジタルポスターセッション]
005 安田 司, 山田啓策, 田近正洋, 神谷友康, 大西祥代, 田中 努:当院における大腸cT1b癌に対するESDの治療成績と限界.第103回日本消化器内視鏡学会総会,2022,(東京),[口演]
006 山田啓策, 田近正洋, 丹羽康正:病態解明による大腸腫瘍診療の新展開 当院における大腸癌手術例に対するユニバーサルスクリーニングの試み.第108回消化器病学会総会,2022,(東京),[パネルディスカッション]
007 安田 司, 山田啓策, 田近正洋:薬剤性およびアレルギー性消化管疾患の病態と診療 免疫チェックポイント阻害薬関連下痢 / 大腸炎の重症度リスク因子の検討.第108回消化器病学会総会,2022,(東京),[パネルディスカッション]
008 山田啓策, 田近正洋, 丹羽康正:消化管疾患に対する内視鏡診断と治療の工夫 胃体部~穹窿部大彎早期胃癌に対する病変外への糸つきクリップ装着による牽引下胃ESDの有用性.第65回日本消化器内視鏡学会東海支部例会,2022,(静岡),[シンポジウム]
009 大西祥代, 田近正洋, 丹羽康正:栄養・代謝機能と消化器疾患の病態解明と治療 食道扁平上皮癌術前化学療法中の体組成変化が及ぼす影響.第108回日本消化器病学会総会,2022,(東京),[ワークショップ]
010 大西祥代, 田近正洋, 丹羽康正:StageIV a食道癌に対する治療戦略 当院における切除不能局所進行胸部食道癌に対する治療.JDDW2022,2022,(福岡),[パネルディスカッション]
011 大西祥代, 山田啓策, 田近正洋:消化管疾患診断・治療の最近の進歩 当院における大腸癌に対するユニバーサルスクリーニングの現状.日本消化器病学会東海支部第137回例会,2022,(浜松),[シンポジウム]
012 田中 努,田近正洋,大西祥代,山田啓策,原 和生,水野伸匡,桑原崇通,奥野のぞみ,羽場 真,宮野 亮,文原大貴,柳井谷駿史,丹羽康正:狭窄予防を施行した食道ESD術後狭窄に対するバルーン拡張回数の検討.第107回日本消化器病学会総会,2021,(東京),[口演]
013 田中 努:表在性食道癌の内視鏡診断と治療.第33回日本消化器内視鏡学会東海セミナー,2021,(名古屋),[講演]
014 安田 司,田中 努,桑原崇通,原 和生,田近正洋,丹羽康正:COVIT-19感染流行前後の当院の2次精査の実態.第50回日本消化器がん検診学会東海北陸地方会,2021,(浜松),[口演]
015 安田 司,田中 努,大西祥代,神谷友康,山田啓策,水野伸匡,桑原崇通,羽場 真,奥野のぞみ,倉石康弘,原 和生,田近正洋,丹羽康正:大腸扁平上皮癌の1例.第17回拡大内視鏡研究会,2021,(東京),[口演]
016 田中 努:上部消化官におけるビスコクリアを用いた視野確保~ESD術中出血症例を中心に~.消化器内視鏡治療オンラインセミナー㏌東海,2022,(名古屋)[講演]
017 田中 努,田近正洋,丹羽康正:上部消化管癌治療後のサーベイランスに関する課題と新たな取り組み 食道表在癌の内視鏡治療後における異時性再発病変の検討.JDDW2021,2021,(神戸),[パネルディスカッション]
018 大西祥代,桑原崇通,丹羽康正:人工知能(AI)を用いた骨格筋量の評価.第107回日本消化器病学会総会,2021,(WEB),[ワークショップ]
019 大西祥代,桑原崇通,田近正洋,田中 努,山田啓策,原 和生,水野伸匡,羽場 真,奥野のぞみ,丹羽康正,山口 類:人工知能(AI)の消化器がんサルコペニアの診断への応用.JDDW2021,2021,(神戸),[ポスター]
020 大西祥代,田近正洋,丹羽康正,田中 努,山田啓策,原 和生,水野伸匡,羽場 真,桑原崇通,奥野のぞみ:当院における超高齢者早期胃がんに対する内視鏡治療の現状.第101回日本消化器内視鏡学会総会,2021,(WEB),[一般演題]
021 山田啓策,田近正洋,丹羽康正:免疫チェックポイント阻害剤関連大腸炎の臨床的検討.第107回日本消化器病学会総会,2021,(WEB),[ワークショップ]
022 山田啓策,田近正洋,田中 努,大西祥代,原 和生,水野伸匡,桑原崇通,奥野のぞみ,羽場 真,文原大貴,柳井谷駿史,丹羽康正:高齢者の大腸腫瘍に対するESDの治療成績及び予後予測因子の検討,JDDW 2021,2021,(WEB),[デジタルポスターセッション]
023 田近正洋, 原 和生, 丹羽康正:遺伝性大腸腫瘍に対する診断と治療 家族性大腸腺腫症における術後サーベイランスの検討.JDDW2020,2020,(神戸),[シンポジウム]
024 田中 努, 田近正洋, 平山 裕, 大西祥代, 原 和生, 水野伸匡, 桑原崇通, 奥野のぞみ, 羽場 真, 孝田博輝, 宮野 亮, 丹羽康正:Helicobacter pylori既感染を背景にしたABC分類A群由来胃癌の臨床病理学的検討.第106回日本消化器病学会総会,2020,(広島),[ポスター]
025 田中 努, 平山 裕, 大西祥代, 水野伸匡, 桑原崇通, 奥野のぞみ, 羽場 真, 孝田博輝, 宮野 亮, 原 和生, 田近正洋, 丹羽康正:早期胃癌ESD症例のH.pylori除菌療法後に発見された異時性胃癌の検討.JDDW2020,2020,(神戸),[ポスター]
026 田中 努:消化管4.第243回日本内科学会東海地方会,2021,(三重),[座長]
027 大西祥代, 田近正洋, 丹羽康正:大腸T1癌治療後の転移・再発と至適サーベイランス 当院におけるT1大腸癌の転移・再発の現状.第106回日本消化器病学会総会,2020,(広島),[ワークショップ]
028 大西祥代, 田近正洋, 丹羽康正, 田中 努, 平山 裕, 原 和生, 水野伸匡, 羽場 真, 桑原崇通, 奥野のぞみ, 孝田博輝, 宮野 亮:大腸T1癌のリンパ節転移のリスク因子の検討.第99回日本消化器内視鏡学会総会,2020,(京都),[口演]
029 大西祥代, 田近正洋, 丹羽康正:高齢食道癌患者に対する術前加療を含めた外科手術の妥当性の検討.JDDW2020,2020,(神戸),[統合プログラム]
030 大西祥代, 田近正洋, 田中 努, 檜垣栄治, 細井敬泰, 安部哲也, 丹羽康正:高齢者食道扁平上皮癌患者の術前化学療法の有用性と体組成異常が予後に与える影響.第74回日本食道学会学術集会,2020,(徳島),[ポスター]
031 大西祥代, 田近正洋, 水野伸匡, 桑原崇通, 稲葉吉隆, 室 圭, 丹羽康正:Prognostic impact of sarcopenic obesity after neoadjuvant chemotherapy in elderly patients with esophageal carcinoma.第18回日本臨床腫瘍学会学術集会,2021,(大阪),[口演]
032 山田啓策, 田中 努, 田近正洋:消化管 咽頭表在癌に対する消化器内科、頭頚部外科合同ESD/ELPSの有用性.第63回日本消化器内視鏡学会東海支部例会,2020,(名古屋),[ポスター]
033 宮野 亮, 田中 努, 田近正洋, 大西祥代, 山田啓策, 原 和生, 水野伸匡, 桑原崇通, 奥野のぞみ, 羽場 真, 文原大貴, 柳井谷駿史, 丹羽康正:Helicobacter pylori既感染を背景にしたABC分類A群由来胃癌の外科切除例における長期予後.第17回日本消化管学会総会学術集会,2021,(大阪),[一般口演]
診療実績
上部消化管内視鏡件数
2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
上部消化管内視鏡検査 | 5880 | 6062 | 6024 | 5716 | 6003 | 6210 | 6144 |
食道ESD | 59 | 61 | 75 | 68 | 74 | 74 | 60 |
食道EMR | 5 | 7 | 22 | 10 | 22 | 21 | 9 |
胃ESD | 85 | 96 | 92 | 82 | 85 | 122 | 85 |
内視鏡的食道拡張術 | 197 | 151 | 190 | 94 | 119 | 139 | 149 |
下部消化管内視鏡件数
2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
下部消化管内視鏡検査 | 2397 | 2401 | 2353 | 2199 | 2168 | 2085 | 2098 |
大腸EMR | 348 | 357 | 316 | 296 | 285 | 289 | 219 |
大腸ESD | 56 | 58 | 60 | 73 | 56 | 51 | 55 |
Cold polypectomy | 82 | 146 | 167 | 185 | 212 |
研究実績
治験・臨床試験
がんセンターは患者さんの診断、治療を行うだけでなく、新たな診断、治療法を確立するため臨床試験を中心とした多くの臨床研究を行うという使命を背負っています。
当科においても以下のように多くの研究を積極的に行っています。これらの研究活動に関して、皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。
食道に関する臨床試験
- JCOG1207試験:食道癌術後難治性吻合部狭窄に対するステロイド併用EBDおよびステロイド併用RICのランダム化比較第II/III試験
- cStageII/III進行食道癌のNAC・CRTの治療効果予測を目指した血液・組織バイオマーカーの探索
- E-Stage Trial:80歳以上の食道表在癌・早期胃癌患者における総合機能評価と予後に関する研究
胃に関する臨床試験
- JCOG1902試験:早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術の高齢者適応に関する第III相単群検証的試験
- E-Stage Trial:80歳以上の食道表在癌・早期胃癌患者における総合機能評価と予後に関する研究
大腸に関する臨床試験
- JCOG1612試験:局所治療後にリンパ節転移の高リスクと診断された低位直腸癌pT1に対して標準治療である追加外科手術ではなくCRTを行う非ランダム化第III相試験
- 大腸がんの早期診断を目指した血液バイオマーカーの探索
- COSMOS-CRC-01試験:大腸癌・大腸進行腺腫患者の血液循環腫瘍DNAのゲノム・エピゲノム統合解析
- J-FAPP III-2試験:家族性大腸腺腫症に対する大腸癌予防のための内視鏡介入試験の追加試験
- J-FAPP V試験:家族性大腸腺腫症患者への低用量アスピリンによる単一介入臨床試験