診療科・部門

麻酔科部

令和5年7月改訂

概要

麻酔科では手術麻酔管理を行っており、誠実で献身的なスタッフが、持てる能力を存分に発揮できる環境を目指しています。スタッフ同士のチームワークを重視し、日頃から意思疎通をはかり、緊急事態にも協力して対応しています。また、チーム医療の一員として、他科の医師や看護師とも十分なコミュニケーションを取り、患者さんにとってより良い方針を協力して立案、手術が円滑かつ安全に行われ、痛みが少なくなるよう手を尽くします。

仲田 純也 部長

診療内容

全身麻酔

手術の間、意識や痛みを感じない状態にします。原則として、患者さんが眠っている間に手術が終わります。

各種麻酔薬を組み合わせて麻酔を維持します。手術終了し、麻酔薬の投与を中止することで麻酔から覚醒します。

覚醒後は病棟もしくは集中治療室に移動します。

硬膜外麻酔

カテーテル(細い管)を脊髄近くの硬膜外腔という場所に留置します。そこに局所麻酔薬を投与して痛みを和らげます。術後もカテーテルを通して局所麻酔薬を持続投与できます。

超音波ガイド下神経ブロック

超音波装置を用いて、効果的な場所へ局所麻酔薬を注入し、痛みを和らげます。

スタッフ紹介

仲田 純也 (なかだ じゅんや)
役職
麻酔科部部長
学会・資格
日本麻酔科学会 指導医
機構認定麻酔科 専門医
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会
日本臨床麻酔学会
日本緩和医療学会
日本ペインクリニック学会
中井 愛子 (なかい あいこ)
役職
麻酔科部医長
学会・資格
日本麻酔科学会 指導医
機構認定麻酔科 専門医
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会
日本集中治療医学会
岸本 容子 (きしもと ようこ)
役職
麻酔科部医長
学会・資格
機構認定麻酔科 専門医
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会
岡崎 大樹 (おかざき ひろき)
役職
麻酔科部医長
学会・資格
日本麻酔科学会 指導医
機構認定麻酔科 専門医
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会
日本集中治療医学会
日本小児麻酔学会
原 真人 (はら まさと)
役職
麻酔科部医長
学会・資格
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会
伊東 仁美 (いとう ひとみ)
役職
麻酔科部医長
学会・資格
日本麻酔科学会 指導医
機構認定麻酔科 専門医
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会
日本臨床麻酔学会
栃井 都紀子 (とちい ときこ)
役職
麻酔科部医長
学会・資格
日本麻酔科学会 専門医
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会
日本臨床麻酔科学会
日本集中治療医学会
日本救急医学会
日本ペインクリニック学会
日本呼吸療法学会
水谷 吉宏 (みずたに よしひろ)
役職
麻酔科部医長
学会・資格
日本麻酔科学会 指導医
機構認定麻酔科 専門医
麻酔科標榜医
JB-POT
J-RACE
日本麻酔科学会
日本区域麻酔学会
山本 亜衣 (やまもと あい)
役職
レジデント
学会・資格
機構認定麻酔科 専門医
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会

患者さんへのメッセージ

仲田 純也
患者さんがなるべく痛みの少ない治療を安心して受けられるよう、チーム医療に取り組んでいます。誠実で献身的なスタッフこそが最も大切な宝だと考え、彼等が存分に能力を発揮できる環境を実現することで、病と闘う患者さんや県民、そして社会に最大限貢献することを目指します。
中井 愛子
患者さんの不安と痛みを和らげ、寄り添う医療を目指しています。チーム力重視で日々取り組んでいます。よろしくお願いいたします。
岸本 容子
患者さんが安全に手術を受けていただけるよう、また苦痛が少なく過ごしていただけるよう、努力してまいりますます。よろしくお願いいたします。
岡崎 大樹
患者さんが安心して手術を受けられるよう、外科系の先生方、手術部スタッフと共にチーム医療の向上に努力して参ります。
原 真人
手術を受ける患者さんが、安心して手術に臨んでいただけるよう精一杯努めてまいります。よろしくお願いします。
伊東 仁美
患者さんにとっては、わからないことが多いといわれる麻酔ですが、少しでも手術に対する不安や手術後の痛みから解放されるよう、全力で麻酔管理に努めます。よろしくお願い申し上げます。
栃井 都紀子
手術前の安心、手術中の安全、手術後の痛みを和らげる麻酔を心がけます。患者さん1人1人が、もし自分の家族だったら、と常に考えながら最善を尽くしていきます。
水谷 吉宏
患者さんが手術を無事に乗り越えることができるように、全力で麻酔させていただきたいと思います。

診療実績

総手術件数と全身麻酔件数

2023年度の手術件数は3397(全身麻酔2973)件です。

研究実績

2021〜2023年

英文論文

Nakai A, Nakada J, Takahashi Y, Sakakura N, Masago K, Okamoto S, Kuroda H. Divided method of intercostal nerve block reduces ropivacaine dose by half in thoracoscopic pulmonary resection while maintaining the postoperative pain score and 4-h mobilization: a retrospective study. J Anesth. 2023;37:749-54

Nakai A, Nakada T, Okamoto S, Takahashi Y, Sakakura N, Nakada J, Kuroda H. Risk factors for postoperative nausea and vomiting after thoracoscopic pulmonary wedge resection. pitfalls of an increased fentanyl dose. J Thorac Dis. 2021;13:3489-96

学会発表

中井愛子、仲田健男、岡本さくら、仲田純也、黒田浩章. 胸腔鏡下部分切除術後の悪心嘔吐の危険因子に関する検討. 第68回日本麻酔科学会学、神戸、2021年7月

治験・臨床試験

現在行われておりません。

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