当センターについて

研究で終わらない研究を行い、成果を還元する

いまを、未来を、
あなたと共に
Interview
研究で終わらない研究を
行い、成果を還元する
愛知県がんセンター 研究所長
井本 逸勢(いもと いっせい)

愛知県がんセンターには、研究者たちが研究を存分にできる環境が整っています。そのため、研究を加速度的に発展させることが可能となり、多くの研究者が外部資金の獲得や共同研究を実現することができています。また、現在バイオバンク事業に発展している、患者さんの詳しい問診内容、血液、組織などのデータは、当センターが20年以上前から当院を受診する患者さんにお願いし、蓄積してきたものであり、このデータは世界中の研究者から研究をする際のエビデンスとして活用され、新たな治療法の創出に役立てられています。

昨今がん医療において大きな位置を占めるようになってきているゲノム医療ですが、ヒトの遺伝子は一人ひとり異なるため、ヒトの細胞を使わなければ進めることができません。病院と研究所が一体となっている当センターだからこそ、「研究で終わらない研究」、新たな治療法の創出や薬の開発につながる、しっかりと成果を社会に還元することができる研究を推進することができると考えています。同時にそうした研究を通じて成長した研究者を外に送り出す、研究者の育成も我々の責務です。

医師や研究者だけでなく患者さんにとっても、さまざまなものが花開く、「医療の楽園」を作っていくことが私たちの目標です。